能登半島地震で被災した高齢者施設などで介護職員が不足していることから、厚生労働省などが全国の自治体に対して職員の派遣を要請しました。

厚生労働省によりますと、きょう(11日)午後の時点で、石川県内の146の高齢者施設、33の障害者施設で停電や断水などの被害が確認されています。

被災した施設では介護にあたる職員も被災していたり、受け入れ可能な施設に入所者が集中し職員が働き続けていたりと、人手が足りない状況です。

そのため厚生労働省などは、全国から応援を募るため、都道府県に対して、今月15日以降に石川県に派遣が可能な介護職員などを登録するように通知を出しました。

職員の派遣に必要な交通費や宿泊費は公費で負担するということです。