11日朝の岩手県内は各地で今季一番の冷え込みとなりました。最低気温-21.5度を観測した盛岡市薮川ではこの時期ならではの美しい光景が見られました。

朝日に照らされキラキラと輝いているのは氷の結晶「ダイヤモンドダスト」です。この現象が見られたのは岩洞湖がある盛岡市薮川で、11日朝の最低気温は氷点下21.5度と県内で最も低くなりました。
冷え込みは上空に寒気が入り、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却が強まったためで、最低気温は県内34の観測地点全てで氷点下となり、このうち25か所で今シーズン一番の寒さとなりました。
強い冷え込みが予想されていた薮川にはダイヤモンドダストをカメラに収めようと県内外から20人ほどが集まり、寒さに耐えながら幻想的な自然現象を撮影していました。