歌手の八代亜紀さんが12月30日に亡くなりました。東日本大震災では、支援のため宮城県石巻市に足を運んでいた八代さん。地元の人からは追悼と感謝の声が聞かれました。
2011年5月、八代亜紀さんは、避難所となっていた石巻市の鹿妻小学校を訪問。サインや写真撮影にも気さくに応じながら、被災した人たちを励ましました。

八代亜紀さん:
「ふんばってと言ったら、大丈夫、亜紀ちゃんこそ、がんばってと逆に励まされました」

東日本大震災で避難所になっていた石巻市の鹿妻小学校です。
鹿妻小学校 佐々木裕校長:
「八代さんからいただいた畳のなかの一枚をここに飾っています」

鹿妻小学校では、校長室に、八代さんが避難所の支援で届けてくれた畳が飾られています。
鹿妻小学校 佐々木裕校長:
「今回この機会に八代さんが励ましに来てくれたことを皆さんに紹介をして、みんなで感謝の思いと冥福を祈る、そんな気持ちを届けたい」

その後も石巻市を訪問した八代さん。特産のカキの養殖場を見学したり、"浴衣"で復興イベントに参加したりと、地元住民との交流を深めました。