能登半島地震をうけ、山梨大学医学部付属病院から現地に派遣された医師らが山梨に戻り活動を報告しました。

9日に報告を行ったのは山梨大病院のDMAT=災害派遣医療チームです。

チームの後藤順子医師は3日に入った石川県志賀町の富来病院は、暖房が使えず、水も残りわずかという状況で、要介護状態の26人の患者が病院内に残っていたと話しました。


そこで富来病院の職員らと協力し、患者の看護をはじめ、がれきの撤去など病院の復旧作業も行いました。

しかし要請した食料などが病院に届かず患者の生命を脅かす状態だったとして他の病院へ患者を移すことになった、過酷な被災地での医療の現場を報告しました。


山梨大学医学部附属病院 後藤順子副部長:
「患者用の食料があと1日で尽きるというほど切迫していて身に迫るものがあった。待てど暮らせど、支援を依頼しても一向に来ないという状況で驚いた」














