大浦湾側の工事再開が近づくなか、工事に本島南部の土砂を使用する計画の撤回を求めるハンガーストライキが、10日から行われます。

ハンガーストライキを行うのは、遺骨収集ボランティアの具志堅隆松さんとその支援者らです。

沖縄戦の戦没者の遺骨が含まれる本島南部の土砂が、辺野古・大浦湾の埋め立てに使われることがないよう、県や沖縄防衛局に訴えるためだとしています。

具志堅さんらは1月9日に県庁を訪れ、関係部署の職員に今回のハンストに関する趣意書を手渡し「埋め立てに使用する土砂の採取場所の決定権は、国ではなく県にある」などと訴えました。

遺骨収集ボランティア・ガマフヤー 具志堅隆松さん
「県には毅然とした態度で、南部の土砂の使用の阻止を頑張ってもらいたいということです。防衛省から戦没者を守るということだと思っている」

具志堅さんらは10日正午から12日まで、那覇市の県庁前広場でハンガーストライキを行います。