高知県内唯一の社会人野球チーム「四国銀行野球部」が、8日朝、2024年のシーズンをスタートさせました。

8日午前7時半、高知市の若宮八幡宮を訪れたのは、四国銀行野球部のメンバーです。チームは毎年、年始の“練習始め”の日に「必勝祈願」を行っていて、8日朝、高知市の若宮八幡宮で必勝祈願を行い、今シーズンから新たに指揮を取る亀岡洋介監督や南武志主将らが玉串を捧げ、今シーズンの飛躍を誓いました。

この後、メンバーは今年の“初練習”に入りました。

■四国銀行 野球部 亀岡洋介 新監督
「1月1日に心が痛むような能登半島地震が起きていますが、『勝つことによって地域を盛り上げる』という使命があると思うので、きょうからしっかり気持ちを切り替えて元気にやっていきましょう」

“新体制”で始動した四国銀行野球部。チームは去年、社会人野球の2大大会=都市対抗野球と日本選手権に出場できず、悔しいシーズンとなりました。

メンバーは全員、本店や県内の支店で勤務する“銀行員”。平日は週3日の練習と限られた環境ですが、“仕事”にも“野球”にも、今年のスローガン「熱量」を注いで挑みます。

■四国銀行野球部 亀岡洋介 新監督
「『勝つことで高知県を盛り上げたい』という気持ちが、監督に着任した時から強い。去年1年間、2大大会に出場できず、選手は相当悔しい思いをしていると思うので、まずは『2大大会本戦出場』、そして『全国ベスト8』を選手・コーチ時代に経験させてもらったので、ここを超えていくチームを作っていきたい」