鳥取県鳥取市の鳥取砂丘近くの道路で3日、ツキノワグマらしき動物が目撃され、市が注意を呼び掛けています。

市によりますと、3日午後3時25分ごろ、「鳥取砂丘フィールドハウス」付近の道路を、ツキノワグマらしき動物が横断しているのを見かけた」との目撃情報をフィールドハウス職員が受け、鳥取警察署に通報しました。

そして翌日の午前9時ごろ、市の職員が現地確認を行いましたが、目撃場所付近でクマの姿や足跡、フンなどは確認されなかったということです。

目撃場所の近くには、「鳥取砂丘こどもの国」もあります。

山陰のツキノワグマは例年11月頃~3月頃にかけてが冬眠時期とのことですが、鳥取県では12月~2月にもクマの目撃情報が確認されていて、鳥取県によりますと、2022年度は2件、2021年度は3件ですが、2020年度は14件、2019年度は9件確認されています。

今回の目撃情報を受け市は、鳥取砂丘周辺の見回り、目撃場所周辺の施設などへの注意喚起、鳥取砂丘フィールドハウス前への看板設置、目撃場所周辺への監視カメラ設置などの対応をとるとしています。