国土地理院は、きのう石川県能登地方で最大震度7を観測した地震によって、石川県を中心に大きな地殻変動が観測されたと発表しました。

国土地理院によりますと、震源の周辺で観測されたデータをリアルタイムで解析した結果、震源に近い輪島では暫定値でおよそ1.3メートル西側に動く大きな地殻変動が観測されたほか、▼穴水で西側におよそ1メートル、▼珠洲で西側におよそ80センチ、▼能登島で北西側におよそ60センチの地殻変動が観測されたということです。

国土地理院は、解析の精度などの影響で今後、解析の結果が変更になる可能性があるとする一方、一部の基準点のデータが届いていないため、より大きな変動が観測されている可能性もあるとしています。