オリックスからポスティングシステムでドジャース移籍が決まった山本由伸（25）が28日（日本時間）、本拠地のドジャー・スタジアムで入団会見を行った。

紺のスーツでスタジアムに姿を現した山本は、会見の冒頭でさっそくドジャースのユニフォームに袖を通し記念撮影。「Good afternoon. My name is Yoshinobu Yamamoto!」と英語であいさつ。「たくさんの方々のおかげで今、僕はここにいることができます。何度も日本に来ていただき、高く評価をしていただき、メジャーリーグでプレーをする機会をくださった。ドジャーズの関係者の皆様に本当に感謝いたします」と日本語で述べた。

さらに「今日からは本当の意味で憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になれるよう頑張ります」と大谷のWBC決勝前の名言を引用して決意を述べた。また「今日からはドジャースの一員として、ワールドチャンピオンになるために、もっと野球がうまくなれるよう、新しい毎日を過ごしていくことを、ロサンゼルスのファンの皆様にお約束します」と新天地での活躍を誓った。

この日、会見の約3時間前に球団から山本の移籍が正式に発表された。さらに日本時間の午前8時から会見が行われることが伝えられ、球団の公式Xで「Welcome to Los Angeles, Yoshinobu Yamamoto! 」というコメントと共に背番号「18」のユニフォームを着たアニメーション動画を投稿された。

現地メディアは22日に山本がドジャースと契約合意に至ったと一斉に報道。その契約内容も12年、3億2500万ドル（約460億円）と伝えられ、12年はメジャー投手史上最長。さらにはゲリット・コールが2019年にヤンキースと交わした9年3億2400万ドルを上回る投手史上最高額となり、先に移籍が決定した大谷に続き、前例のない大型契約となった。