九州大学の研究チームは鳥インフルエンザウイルスを、ハエが運んでいる可能性があると発表しました。
九州大学大学院農学研究院の藤田龍介(ふじた・りょうすけ)准教授らの研究チームは去年12月、鳥インフルエンザが確認された鹿児島県出水市(いずみし)の養鶏場などおよそ30か所で、「オオクロバエ」950匹あまりを採取して解剖しました。
その結果、最も多かった地点では15%ほどのオオクロバエの消化管から鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
オオクロバエは主に冬場に活動するハエで、鳥インフルエンザウイルスに感染して死んだ野鳥などを食べてウイルスを取り込んだ可能性があるということです。
藤田准教授は鶏舎に入り込んだハエをニワトリが食べて、鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性を指摘しています。
九州大学大学院農学研究院 藤田龍介准教授
「ハエが通らないサイズのネットを鶏舎に張り巡らせるとか、あるいは野鳥の死骸にハエがたかっているんだったら、そこで殺虫剤を撒いてウイルスを持ったハエがどこかに飛び散っていかないようにするとかが必要になってくる」
九大の研究チームは今後、「ハエによるウイルス媒介のリスクについて研究を進め、鳥インフルエンザの防疫対策に生かしたい」と話しています。
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