国の認証取得での不正を発端に、国内すべての工場が稼働停止となったダイハツの問題を受けて、鳥取県は26日、情報連絡会議を開き、県内への影響を食い止めるため対策を講じることを確認しました。

鳥取県 平井伸治 知事
「県内への影響をできるかぎり小さくしていくのが重要だと思います。特に雇用等に影響が及ばないように」

鳥取県によりますと、部品などのダイハツの取引先は県内に11社から19社あり、どの程度の影響が出ているか今後、調査していくことにしています。

国の不正の検証は数か月に及ぶとされることから、鳥取県では、売上が落ち込む事業者向けに融資枠を設けるほか、事業者のための相談窓口も設置し、長期化する影響に対応します。

自動車ディーラーの組織、自販連によりますと、不正が発覚して以降、中古を含めダイハツ車の購入契約が、県内で50件以上キャンセルになったということです。