東京都は、子どもがかかりやすい「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の流行警報を初めて発表しました。

東京都によりますと、今月17日までの1週間に報告された「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の患者数は1医療機関あたり6.05人で、先週の6.25人から減少しました。

しかし、保健所別の患者数でみると、都内の8つの保健所で警報基準の8人に達し、その管内の人口が東京都全体の30パーセントを超えたため、都内全域に流行警報を発表しました。

東京都での流行警報は、感染症法が施行された1999年以来、初めてのことです。

「溶連菌感染症」の一種である「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は、子どもがかかりやすく、発熱やのどの痛みなどの症状が出る感染症で、都は、こまめな手洗いなど感染対策の徹底を呼びかけています。