県議会事務局が議員バッジの本格的な回収に乗り出します。返納を求める対象となるのは連絡が取れる元議員68人 185個です。

熊本県議会の「議員バッジ」は当選の度に貸し出されるもので、引退や落選などの理由で職を失った場合は必ず返すように定められています。

しかし、1979年から番組が最初にこの問題を報じた今年10月までに返納されていたバッジは1個のみでした。あれから2か月が経ち…

県議会事務局 帆足朋和 審議員「元議員からは28個の返納がありました。現職の議員などからの返納分合わせると38個の返納があっています」

議員バッジは一部純金でできていて、価格は現在3万2000円、全て税金で賄われているため、議会事務局は来年1月から電話と文章を通じて回収に乗り出します。

帆足 審議員「退職議員に対して、来年1月以降バッジの返納についてのご協力をお願いしていきたい」

また、現職議員に対しても失職した場合のバッジ返納を周知・徹底したいとしています。

帆足 審議員「返却されたバッジにつきましては売却を検討している。議員バッジの貸与から交付に変更するかの検討も行っていきたい」