富山湾の沿岸でサザエやカキなどを密漁して摘発した件数は前年より6件減って35件でしたが、人数は前の年より5人増えて29人となったことがわかりました。このうち16人が県外から密漁目的で富山湾に来ていて、伏木海上保安部は取り締まりを強化する方針です。

ことし、伏木海上保安部が密漁で摘発したのは35件。前年からは6件減りましたが、摘発された人は29人で、5人増えています。

このうち16人が密漁目的で、県外から訪れていたということです。

密漁の内訳はアワビが7個で、前年を下回りましたが、カキとサザエの密漁は増え、サザエは前年の1.5倍、416個となっています。

サザエの密漁が増加した理由について、伏木海上保安部は「岩場での素もぐりでとれることから、海水浴ついでにとる人が多いのでは」とみています。

密漁は漁業法違反で100万円以下の罰金が科せられます。伏木海上保安部は引き続き取り締まりを強化する方針です。