日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカー「USスチール」の買収について、アメリカ議会の中から反対する声が出ています。

アメリカ議会上院のマルコ・ルビオ議員ら野党・共和党の上院議員3人はイエレン財務長官に宛てた書簡で、日本製鉄によるUSスチールの買収が実現すれば「アメリカの産業基盤に深刻な影響を与える」と指摘。「アメリカの国家安全保障を念頭に行われた取引ではない」として買収を差し止めるよう求めました。

また、与党・民主党のフェッターマン上院議員はSNSに動画を投稿し、「日本製鉄による買収を阻止するためならなんでもやる」と表明しました。

今回の買収合意をめぐっては、USW=全米鉄鋼労働組合が非難する声明を発表していました。