落語を通して海のごみについて考える出前授業が、宮崎市の小学校で行われました。
この出前授業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われたものです。
宮崎市の瓜生野小学校で行われた出前授業には、5、6年生あわせておよそ70人が参加。
宮崎市出身で瓜生野小学校の卒業生でもある落語家の吉原馬雀さんが、海に出たプラスチックごみが広がっていく過程をすごろくで学ぶという設定の創作落語を披露しました。
(落語家 吉原馬雀さん)
「海に漂うマイクロプラスチックを1匹のサンマが食べ、それを漁師が捕まえ、それがある日のスーパーに並び、ある日の夕飯の晩ごはんにそのサンマの塩焼きが出てきたのです。3進む。え~」
この後、環境科学者の井手迫義和さんが、ごみを正しく処分する大切さを伝えました。
(環境科学者 井手迫義和さん)
「プラスチックごみを捨てるときにちゃんと分別して捨てるのが一つ。それから、もちろんポイ捨てしない。汚れたプラごみは水洗いしてからリサイクルに出す。そうすると、ごみと言われていたものが、ごみではなく資源になっていくわけです」
(児童)
「これから(ごみを)ポイ捨てなどせずに、プラごみを減らしていけるようにしたいと思いました」
「分別をちゃんとして、水洗いとかもして、ちゃんと(ごみを)捨てたいです」「海はとてもきれいに、環境はとてもよく、みんなが住みやすい地球にしていきたいなと思った」
子どもたちは、海を守るために自分たちでできることを楽しみながら学んでいました。
注目の記事
「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山

年金の「強引徴収」で経営危機に陥る運送会社...20人以上の運転手解雇 『社員が横領』犯罪被害で厚生年金の猶予を申請...年金事務所は「猶予する理由がない」原因は職員の"勉強不足"か

「ホラーブーム」なぜ今?美術館やプラネタリウムでも“没入型”ホラーに絶叫【THE TIME,】

妊婦はねられ死亡“胎児も被害者と認めて”父の訴え「声を上げなかったら…このまま終わった」検察が一転 脳障害の女児の被害を立件可能か追加捜査へ【news23】

なぜ“懲役8年”なのか…時速194キロ死亡事故 「その数字が頭の中をぐるぐる」遺族の静かな怒りと控訴審への思い

「50ccって便利だったので残念」ガソリン原付バイク2か月後に新車の生産終了へ 販売店から切実な声「売り上げに直結する重要な問題」
