警視庁クラブから、当時の現場の警備態勢についてお伝えします。
まず、この事件を受け、警察庁は警備局長を長とする対策室を設置し、情報収集を行っています。
今回、奈良県を訪れた安倍元総理には警視庁警護課のSPが東京から随行し、演説の現場でも奈良県警の警備担当者とともに不審者の警戒などにあたっていました。
現役の総理大臣には多数のSPが警護にあたりますが、安倍元総理などの総理経験者には退任後もSPがつくことがあります。大物政治家が地方で演説などを行う場合、地元の都道府県警察や政党関係者と警備態勢を協議して決定するのが一般的で、警察庁は当時の現場の警備態勢などについて情報収集を行っています。
一方、現場では、海上自衛隊に所属していた奈良市の山上徹也容疑者(41)が殺人未遂の疑いで逮捕されました。山上容疑者は手製の拳銃のようなもので安倍元総理を銃撃していて、警察は入手経路や製造方法などを詳しく調べています。警察は、山上容疑者が特別な思想的背景を持っていたと把握しておらず今後、取り調べを通じて動機を解明する方針です。
注目の記事
【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

祖母を殺された小学4年生は今・・・「事件が私の人生を変えた」 山口県連続殺人放火事件から12年 被害者遺族が事件を振り返る

ドリフト?公園を暴走し荒らしたのは白のRV車 今も公園は痛々しいまま…一時の快楽で逮捕された男の行為 泥には証拠となるタイヤの痕 町は損害賠償請求も視野(山形・山辺町)
