自民党派閥の裏金疑惑に国民からの批判が強まる中、政治家個人のパーティーについては開催するか否かの判断が分かれています。

東海地方が地盤の国会議員の動向に注目しました。

(鈴木淳司前総務大臣:12月15日取材)
「この世界で(還流は)文化といえば変だが、その認識があったと思う」

「キックバックは文化」だという認識があったと発言した鈴木前総務大臣。

「衆議院議員 鈴木淳司君と語る会2023」と書かれた、このチラシ…。

これは東京都内のホテルを会場に開かれる予定だった、鈴木前総務大臣個人のいわゆる「政治資金パーティー」の案内です。

予定通りなら19日に開催されるはずでしたが…。

(「延期」を連絡する文書)
「諸般の事情により開催を延期させていただきます」

自身が所属する自民党最大派閥の安倍派が、政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑の渦中にあり、個人レベルとはいうもののパーティーを開催しないことを先週末、急きょ決めました。

(報告:木下大記者)
「もしもパーティーの開催を決行していたとすれば、世間がどのような反応を示すのか鈴木さんの心が揺れ動いたことは想像に難くありません。自身の発言で物議を醸しましたが、今回はさすがにリスクを考慮した判断と言えます」