宮城県県が進める仙台医療圏の4病院再編構想を巡り、村井知事は、住民説明会には出席しない意向を示しました。「職員がしっかり説明してくれているので、職員に任せたい」としています。

県が進める4病院再編構想で、移転対象地域の住民に向け初めて開かれた17日の説明会では、住民から、病院の存続を求める声が相次ぎました。

説明会に、村井知事は出席していません。

19日の定例会見で村井知事は、4病院再編構想に理解は得られたとしたうえで、住民説明会について次のように述べました。

村井知事:
「基本的に私は、出席する予定にはしておりません」

村井知事は、今後も説明会の回数を重ねることで、理解を深めたいとしつつも、自身は出席しないとしました。

村井知事:
「私は責任者ですので、丸投げするということでは決してないんですけど、まずは職員が、自分たちでしっかり説明するんだという気概をもってやってくれていますので、職員に任せてみたいなと思います」

住民説明会は、12月23日にも東北労災病院がある青葉区で開かれます。県は、病院側と今年度中の基本合意を目指していて、村井知事は、基本合意後には病院側も同席した形での説明会が必要との見解を示しました。