12月に入っても新潟県内ではクマの目撃情報が後を絶ちません。

新潟県によりますと今月1~15日までの目撃件数は40件で、12月の目撃件数としてはこれまでの過去最高だった2019年の40件を上回る勢いです。

新潟県内では『クマ出没特別警報』が延長されています。

クマによる人身被害の多かった2019年や2020年には、1月に入っても新潟県内でのクマの出没が確認されており、今シーズンはより一層の警戒が引き続き必要です。

今季はクマのエサとなる「ブナが凶作」であるばかりではなく、その他堅果類の「不作」も伝えられています。そのため本来冬眠に備えるべきクマにとって十分な食料を確保できず、一方で暖冬傾向でもあることから、クマの行動がまだ活発だとしており、新潟県では『クマ出没警戒強化期間』を延長し、今後も引き続き警戒を続けるように呼び掛けています。