赤レンガの教会五島の「堂崎教会」に、夕暮れを待って咲く夏の夜の花「月見草」の姿を見つけました。

日が落ちた夜8時頃、解き放たれた様にいっせいに、花が開き始めます。
五島市「堂崎教会」広場に咲く「月見草」。

わずか10分程の間に次々と、その黄色い花弁を開きます。
夕暮れを待って咲く「月見草」は、別名「待宵草(マツヨイグサ)」とも呼ばれます。
114年前、フランス人宣教師ペルー神父によって作られた「堂崎教会」に自生していて、信徒たちが帰宅した夜、灯りをともすように花を咲かせてきました。

明け方には赤くなりしぼんでしまう「一日花(いちにちばな)」
暗闇に灯る可憐な月見草です。