検察は「計画的、強固な殺意に基づく犯行」として懲役20年を求刑

 また、Aさんの父親も「娘は鼻がつぶれ、頬がえぐれていた。重大な事件を起こしても『後悔していない』と取り調べで話す犯人は、人の心を持っていません。絶対に社会に復帰させてはなりません。計画犯罪に対する真に抑止力となる判決を、判例にとらわれずお願いします」と意見陳述。

■検察が冒頭陳述などで指摘した経緯など

・婚活イベントで知り合い、2021年11月から交際
・Aさんのクレジットカードで約20万円分、勝手にゲーム課金に使い込むなどして関係解消
・Aさん、被告、被告の母親の3人で話し合い、月々2万7000円ずつ返済で合意
・ことし3月~4月、頻繁にAさんに電話、LINEで連絡
・Aさんから関係を断ちたいので、返済を促す要望
・母親が残り9万円を返済後、Aさんは「今後一切、関わらないことなどを誓約させる」内容の念書を渡す
・母親から受け取った被告は、破り捨てる
・Aさんを逆恨みした上「他人にとられるくらいなら、殺そう」と決意

藤山被告の自宅アパート