メジャー史上最高額となる7億ドル(約1015億円)でのドジャース移籍が決定した大谷翔平(29)が15日(日本時間)、本拠地のドジャー・スタジアムで入団会見を行った。
紺のスーツにドジャーブルーのネクタイ姿で登場した大谷。今季契約を延長したJ.ケリー(35)から譲られた背番号「17」のユニフォームをスタン・カステン球団社長から着せられ、袖を通した大谷は笑顔を見せた。
第一声は「選手としての自分を信じてくれたドジャースに感謝しています」。続いて「私にメジャーリーガーとしての最初のチャンスを与えてくれたエンゼルスのみなさん、ありがとうございました」と話し、古巣への感謝も忘れなかった。
ドジャース入りを決断したのは発表前夜だという。「球団は一つしかないので、自分がここでプレーしたいという気持ちが一番大きかったのがドジャースだった」。また、「野球選手としてどれくらいできるかというのは誰も分からないですし、勝つことというのが僕にとって大事なことだと思う」とドジャース首脳陣と考えが一致した事も明かした。
今年9月には右ひじ手術し、来季は打者に専念することとなる。「バッティングの方は素振りを始めているのでおおむね予定通り、若干早いくらいな感じで来ている」といい、順調に回復。「開幕に間に合うんじゃないかなと思うので、スプリングトレーニングでしっかりゲームに入れる準備ができていれば開幕に十分間に合う感じはする」と語った。
2024年3月20日(日本時間)にドジャースは開幕戦を迎え、2019年東京以来のアジア開催となる韓国・ソウルで行われ、相手はダルビッシュ有(37)が所属するパドレス。2連戦で初対戦が実現する可能性も出てきた。そして、6月22日、23日には古巣・エンゼルスとの対戦がある。