福岡県中間市の福田健次市長が、「あいさつとスカートは短い方がいい」と発言した問題で、
市議会は、14日市長への辞職勧告決議案を賛成多数で可決しました。福田市長は、今年10月に参加した報告会の来賓あいさつで、「あいさつとスカートは短い方がいい」と発言。翌日、不適切だったとして発言を撤回していました。
◆市議6人が提案「ハラスメントに対する無理解」

議長に対する辞職勧告決議案は、議会最終日の14日、市長と距離を置く4会派の6人が提出。決議案を提出した議員のひとりは、提案理由について、「発言について当初、福田市長は報道陣に対し『場を和ま和ませるためのものであり、不適切発言ではない』と応じたにもかかわらず、翌日には『不適切発言であり、ハラスメントにあたる発言だった』と前言を撤回した。福田市長の首尾一貫しない対応は、ハラスメントに対する無理解、不認識がもたらしたものと言わざるを得ない。発言の責任を痛感するならば、市民の皆さんに対して、公式に謝罪と責任の所在を伝えるべき、そういう立場にもあるにも関わらず、未だこれをなされていない」などと説明しました。
◆賛成8人 反対7人

その後行われた採決では、議長をのぞく市議15人のうち8人が賛成し、賛成多数で可決されました。