普天間基地の移設に向けて、名護市辺野古沖に土砂が投入されてから12月14日で5年です。キャンプシュワブのゲート前では市民らの抗議が続いています。

普天間基地の移設工事をめぐっては、2018年12月14日、沖縄防衛局が辺野古側の海域に土砂を投入し、本格的な埋め立て工事に着手しました。
沖縄防衛局によると、ことし10月末時点で辺野古側の埋め立てに必要な土砂の99.5%にあたる、およそ318万立方メートルが投入されたということです。

トラックが土砂を運び込むゲート前では、埋め立てに反対する市民らがきょうも抗議の声を上げました。
抗議する市民(70代女性)
「県民投票だって、72パーセントが反対ですよね。県民の意思を押させつけて無視している。民主主義じゃないでしょう」
抗議する市民(70代男性)
「沖縄は2度と戦争に巻き込まれてはならない。そういう思いをもって、座り込みを続けている」
大浦湾側の埋め立てをめぐっては、工事の計画を進めたい国と承認しない県が争う、代執行訴訟の判決が今月20日に言い渡されます。