臨時国会が先ほど、閉会しました。今後、自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる“裏金疑惑”への捜査も本格化しますが、安倍派の議員がきょう、JNNの取材に「不記載は派閥の指示だった」と証言しました。
きょうの永田町は波乱の一日となりました。
尾辻秀久 参院議長
「よって本案は可決されました」
臨時国会の閉会を迎える中、焦点となっていた旧統一教会の被害者救済に向けた特例法が成立しました。
ちょうどその頃、自民党では…。
記者
「岸田総理がこれから自民党幹部との会合に臨みます」
麻生副総裁や茂木幹事長ら、党幹部と会談した岸田総理。自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる“裏金”疑惑などへの対応について意見を交わしたものとみられます。
こうした中、安倍派の議員がJNNの取材に、「収支報告書への不記載は派閥の指示だった」と証言しました。
会期末を迎えた臨時国会。最後に野党が追及したのは、自民党の政治資金パーティーをめぐる問題でした。
立憲民主党 安住 淳 国対委員長
「徹底した真相の究明・解明を自民党に強く求める。野党一致結束して、この不信任決議を可決させるべく努力していこうと」
立憲民主党は野党各党の賛同を得て、岸田内閣に対する不信任決議案を提出。退陣を迫りました。
立憲民主党 泉 健太 代表
「この際、私たちは裏金議員を一掃せねばなりません。自民党岸田内閣の責任は極めて重大。一刻も早く、内閣総辞職を求めます」
立憲民主党の泉代表は「総辞職をしないのであれば、衆議院を解散して国民に信を問うべきだ」と迫りましたが、不信任案は自民・公明の与党などの反対多数で否決されました。
臨時国会は先ほど閉会しましたが、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題は新たな局面を迎えます。
ある安倍派の関係者は…。
安倍派関係者
「東京地検特捜部から事情聴取をすると連絡が来たよ。相当な人数が聴取を受けるみたいだ。安倍派はもう終わりだ」
臨時国会の閉会を受け、東京地検特捜部の捜査が本格化する見通しとなる中、特に危機感を高めているのが最大派閥・安倍派です。
安倍派では松野官房長官や世耕参院幹事長ら、幹部ら20人の議員側が派閥の政治資金パーティーをめぐり、1000万円を超えるキックバックを受け、一部は政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしていた疑いがあることが新たにわかりました。
その総額は過去5年間で、およそ5億円にのぼるとみられています。
渦中の議員は…。
約5000万円“不記載”疑い 大野泰正 参院議員(おととい)
「刑事告発をされ、捜査が進んでいる段階であり」
1000万円超“不記載”疑い 橋本聖子 元五輪大臣(おととい)
「刑事告発を受けている案件でもありますので、今申し上げることはできませんけれども」
「捜査中」などを理由に説明を避ける議員達ですが、きょう、池田佳隆・元文部科学副大臣が、派閥からの収入およそ3200万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことを認めました。
さらに、宮沢防衛副大臣は「収支報告書への不記載は派閥からの指示だった」と初めて証言しました。
自民党安倍派 宮沢博行 防衛副大臣
「『収支報告書に記載するな』と言われましたけれども、それではいけないと思い、自分で管理をし、支出に関しては政治的な活動に使い、そして内容については領収証で管理をしていた」
過去3年間で140万円のキックバックを受け、収支報告書に記載していなかったと認めた宮沢副大臣ですが、こう訴えます。
自民党安倍派 宮沢博行 防衛副大臣
「(安倍派から)かん口令が敷かれてますけども、これはもう各議員が正直言って喋らないといけない段階に来ている」
派閥の関与を認める証言も飛び出した政治資金問題。岸田政権は正念場を迎えています。
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