新潟県長岡市の寺泊港に、所有者が分からない大量のボートが放置されていた問題で、県がボートを撤去する簡易代執行を始めました。

新潟県が簡易代執行により撤去を始めたのは、長岡市の寺泊港沿いにある緑地に放置されている所有者不明のボート64隻です。
ここは県が管理する緑地で、多い時にはおよそ100隻のボートがあり、強風でボートが周辺の住宅の敷地まで飛ばされるなどの被害も出ていました。
そのため新潟県が、12月12日までにボートを撤去しない場合は県が撤去すると11月に公告したところ、およそ40隻が引き取られるなどしたといすことですが、12月13日の時点で64隻が残っていました。

新潟県長岡地域振興局地域整備部 保達倫人 副部長
「持ち主の方はぜひ名乗り出ていただき、ご自身で適正に保管していただきたい」
ボートが自宅に飛んできた男性
「車と車庫で180万円くらいかかったかな…。やっと県が撤去してくれて安心」
簡易代執行の作業は14日にも終わる見込みですが、撤去されたボートは半年間、県が保管するということです。
新潟県では、今後所有者が名乗り出ない場合は処分する方針だとしています。
