鳥取県から全国に発信するオリジナルのバレエ「赤毛のアン」が、2024年鳥取市で上演されることになり、11日、制作発表がありました。

「赤毛のアン」は、鳥取県文化振興財団がプロデュースする新作バレエで、鳥取県とゆかりのあるアーティストやプロがサポートして、制作を進めます。

指揮・音楽監督は、鳥取県出身の井田勝大さん、振付・演出が山本康介さんで、Kバレエの小林美奈さんが、主役のアンを演じます。

「赤毛のアン」指揮・音楽監督 井田勝大さん(鳥取県出身)
「鳥取の子供たち、鳥取のダンサーのお力、持っていらっしゃるエネルギー。これを使ってすれば、赤毛のアンのような世界もバレエになるのではないかと、ずっと温めていたところだったんですね」

「赤毛のアン」演出・振付 山本康介さん
「その根底にあるものは何かというのをわかりやすくお客さんに伝えることで、彼女・アンの後々のドラマが、言葉がなくても生きるような設定にしたいと思っています」

アンの挑戦と成長を綴る、モンゴメリの世界的名作を全3幕のバレエで表現するため、テレビアニメの曲も取り入れて新たに全曲を作曲。

地元でバレエをしている人、83人がオーディションで選ばれて、子役やダンサーとして舞台に立ちます。

見る人はもちろん、出演者にとっても成長と挑戦が重なり合う新作バレエ「赤毛のアン」は、鳥取市のとりぎん文化会館の梨花ホールで、2024年10月13日に上演され、2月から稽古が始まります。