子どもたちが未来の暮らしを考えます。香川大学教育学部附属高松小学校の児童らが、社会問題や最新技術から考える「もしもの未来」。キーワードはファッションです。

(古川豪太記者)カッパと一体化した服に、こちらは葉っぱの傘でしょうか。

(古川豪太記者)「集中豪雨などが増える中、もしも未来が「雨のやまない世界」になったらというテーマで子どもたちが考えた未来のファッションです。」

「雨のやまない世界で、私は自然とかに注目して環境にやさしい服にしました」

未来の暮らしはどうなるのか。ファッションから考えるプロジェクトです。

三越伊勢丹が主催する「フューチャーファッションエキスポ」に参加しようと、小学校5年生の児童がアイデアをひねります。

「寒暖差が激しいから、あったかくできたり、冷たくできたりするようにしたのと、あとは紫外線量が多いので紫外線がわかるようにしたり」

「なるほどね。これは紫外線をみるための装置」

「建物とかが倒れてきて住めない状況になったり、地面から住めない状況になったりしたときに、空の上はすごく寒いからこういう“もこもこ”のマントで温かくしたり」

海面上昇や砂漠化などで、未来はいままでと同じ生活はできなくなり、空中や月で暮らすことも考えてのファッションです。

地球が抱える問題について次世代を担う子どもたちに考えてもらうきっかけにしようという試みです。

「地球が限界。地球が二酸化炭素に侵されて限界にきているから、どうせ大人はもういなくなってるから、数十年後には今度は自分たちが大人になるから自分で考えなければ」

(三越伊勢丹 デジタル事業運営部 仲田朝彦マネージャー)「社会課題を別の目線から、生活やファッションを使って考えるときにこういうふうにしたいとか、そういうのが生まれたりこう解決しようみたいなアイデアが生まれてくれたら、それは本当にうれしいなと」

地球の現状から未来を想像して子どもたちが考えたファッションは、大人たちの目にどう映るのか。優秀な作品はCG化され、仮想空間の中でのファッションショーで紹介されるということです。