フットサルFリーグ1部の6位バサジィ大分は、レギュラーシーズン最終戦でホームに3位のシュライカー大阪を迎えました。
バサジィ大分は10月のすみだ戦から引き分けを挟む4連勝で順位を大きく上げて、現在、上位リーグの6位。
7位と勝ち点差1と負けられない中、ホームに3位のシュライカー大阪を迎えて、レギュラーシーズン最終戦に臨みました。
開始早々、シュライカー大阪が先制点を上げますが、前半4分、リーグ3位の得点数を上げるエース・仁部屋和弘が押し込み、同点に追いつきます。
さらに前半6分には、小門勇太のコーナーキックからゴール正面で仁部屋が押し込み、逆転に成功します。
その後も互いにシュートを打ち合う拮抗した展開が続きますが、2―1で折り返した後半6分。カウンターから右上でボールを持った高溝黎磨がシュートを放つとゴールへ一直線!3―1とリードを広げます。
残り5分を切ってシュライカー大阪はキーパーをフィールドプレーヤーと入れ替え、5対4で攻めるパワープレーを選択。
しかし、後半17分、仁部屋が激しいディフェンスでボールを奪うと、無人のゴールへシュートを流し込んで4―1に。ハットトリックで得点ランキングトップに並びます。
終盤、大阪が得点を重ねるも、バサジィが4―3で逃げ切って勝利。自力でのファイナルシーズン上位リーグ進出を決めました。
昨シーズン途中から監督に就任した狩野新監督は試合後、涙ながらに喜びを爆発させました。
(バサジィ大分・狩野新監督)「本当にうれしい。先制されても、強いメンタルで戦えたのは今シーズン培ってきた努力の成果、勝利につながった。昨シーズンは苦しい結果でサポーターに悔しい思いをさせたが、ファイナルシーズンはピッチで暴れまわって恩返しをしたい」
そして、ホームで2戦連続ハットトリックを決めた仁部屋和弘は安堵の表情を見せました。
(バサジィ大分・仁部屋和弘選手)「試合前から自分が点を決めてチームを勝たせようと思っていた。3得点という結果につながってよかった。いまチームが一体感を持って戦って結果にもつながっているので、ファイナルシーズンもこのメンバーと一戦一戦いろんな感情を共有しながら勝利を重ねたい」
Fリーグのファイナルシーズンは今月22日から東京で始まります。