EU=ヨーロッパ連合の主要機関は9日、リスクに応じてAIの利用を規制し、違反した場合は制裁金を科す法案について大筋合意したと発表しました。EUは「AIの規制法は世界初だ」としています。
AIの規制法案については、EU加盟国の閣僚理事会と立法機関のEU議会、執行機関のEU委員会が6日から大詰めの協議を行ってきました。
大筋合意した法案では、AIのリスクを4段階に分け、最も危険な分類の「許容できないリスク」には行政や企業が個人の信用度を評価したり、未成年者に危険な行動を促す音声を使ったりするシステムなどが分類され、使用が禁止されています。
また、生成AIによって作られた画像や文章などについては、AIが作成したことを明示する透明性を企業に義務づけています。
法律に違反した場合には最高で3500万ユーロ=日本円でおよそ54億円、または、年間売上高の7%のどちらか高いほうが制裁金として科されるとしています。
法案は今後、加盟国とEU議会による最終承認を経て成立し、2026年ごろからの適用開始が見込まれています。
注目の記事
「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 「使命感で」体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発、また透析生活…次に命をつないだのは-

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

「続けていけば必ずこれに打ち勝てる日は来る」ワイン醸造家が奮闘 耕作放棄地をワイン用ブドウ畑へ 再生に挑む

「ピヨピヨ」「カッコー」…青信号で鳴る音に違いがあるのはなぜ? 音響式信号機のナゾに迫る!

【1300年ぶり天体ショー】“一生に一度の輝き” 緑に光る“レモン彗星”最接近へ 島の天文台館長が伝授「日の入り後1時間」の勝負

