パレスチナ自治区ガザで戦闘の犠牲者が増え続ける中、イスラエル占領下でおよそ300万人のパレスチナ人が暮らすヨルダン川西岸では、連日抗議デモが行われています。

記者
「金曜日の礼拝を終えた市民がデモに参加しています。小さな子どもがハマスの緑色の帽子をかぶって声を上げている姿もあります」

ヨルダン川西岸の各地では、連日イスラエルへの抗議デモが行われています。8日は、西岸を統治する「ファタハ」のメンバーなども参加し、ガザでの停戦を求めて数百人が街を練り歩きました。

ファタハ中央委員会メンバー サブリ・サイダム氏
「私たちは(ガザと)一つであり、苦しみや痛みを分かち合っている。国際社会に対し、この混乱に終止符を打つよう求めます」

イスラエル軍はヨルダン川西岸に暮らすパレスチナ人に対しても抑圧を強めていて、パレスチナ保健当局によりますと、戦闘開始以降、5日までにイスラエル軍の銃撃などで260人が死亡、3200人が負傷しました。