出場機会に恵まれない選手のため、2022年から始まったプロ野球の「現役ドラフト」が8日開催されました。楽天イーグルスから内間拓馬投手が広島カープへ移籍することが決まりました。

移籍により選手の活躍の場を広げようと導入された「現役ドラフト」。会議は非公開で行われ、各球団が2選手以上を提出した上で最低1人は指名する仕組みです。

その結果、楽天イーグルスは、内間拓馬投手が広島カープから指名を受け移籍が決まりました。内間投手は亜細亜大学から2021年ドラフト4位で楽天に入団。ルーキーイヤーには11試合に登板しましたが、2022年は1試合のみ、今シーズンは一軍での登板はありませんでした。内間投手は「突然で驚きましたが、前向きにとらえて新天地で一から頑張っていきたいという気持ちです。リーグが違いますので、来年は自分も成績を残して、イーグルスと日本シリーズで戦いたいと思っています」とコメントしています。

そして楽天は、横浜DeNAから櫻井周斗投手を獲得。櫻井投手は1999年生まれの24才。スライダーを武器とするサウスポー、中継ぎの一角として期待が持たれます。この現役ドラフトで獲得した櫻井投手について今江監督は「球が強く150キロの真っすぐもある。力で押せるのは魅力だ」と指摘したうえで、「先発でも中継ぎでもチャンスはある。左投手として貴重な存在になってくれれば」と期待を寄せています。