ロシアのプーチン大統領はイランのライシ大統領と会談し、中東情勢などを協議しました。両国の軍事協力の強化についても話し合ったとみられます。

ロシア プーチン大統領
「この1年間で我々の関係は大きく前進した」

プーチン大統領は7日、モスクワでイランのライシ大統領と会談し、両国の貿易額が去年20%増加するなど、関係が深まっていると述べました。ロシアはウクライナ侵攻でイラン製ドローンを大量に投入していて、会談では軍事協力の強化についても話し合ったとみられます。

また、プーチン氏は、イスラエルとイスラム組織「ハマス」の戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの情勢をめぐり、ハマスを支援してきたイランとの意見交換が「非常に重要だ」と強調しました。

一方、これに先立ち行われた、ロシアへの投資を呼びかけるフォーラムの中で、プーチン氏は中国との協力について「限界はない。これは軍事技術にも当てはまる」と述べ、軍事面でも協力を拡大していく姿勢を示しました。