イギリスのジョンソン元首相は、新型コロナウイルスの政府の対策などを検証する独立調査委員会が行った審問で、「リスクを過小評価していた」として「過ちを犯した」と認めました。

新型コロナの独立調査委員会は、政府の意思決定の経過や対策の効果などを幅広く検証し、今後の教訓とするために設けられたもので、6日、当時首相だったジョンソン氏に対する公開審問が初めて行われました。

ジョンソン氏は冒頭、「新型コロナの犠牲者と家族らが味わった痛み、喪失感、苦しみを大変申し訳なく思っている」と謝罪しました。

そして、新型コロナについて「規模や感染拡大のペースなどリスクを過小評価していた。予測を信用していたら、我々は別の行動をとっていたかもしれない」などと述べ、政府として「過ちを犯した」と認めた一方で「最善を尽くした」と主張しました。

ジョンソン元首相
「我々は過ちを犯したかもしれない。(ただ)当時入手できた情報からすれば、最善を尽くしたと思う。もっと違うやり方があったのではと問われれば、もちろんあるだろうが」

イギリスでは新型コロナによる死者が23万人を超えていて、審問では致死率が高くなった理由について尋ねられましたが、ジョンソン氏は「高齢者が多く、人口密度が高いこと」などをあげ、「政府の行動とは関係ない」との認識を示しました。