暦の上では7日から二十四節気の大雪。
朝晩の冷え込みは冬本番が来たことを感じさせますが、6日の山陰各地、日中は小春日和。
街中ではコートや上着を脱いで歩く人の姿も見られました。

冬用品が並ぶ島根県松江市内のホームセンターで、冬用品の売り上げについて聞くと…。

ジュンテンドー大庭店
 新名裕明店次長
「暖冬という形でですね、雪が降る見込みが現状ございませんので…。」

最近の朝晩の冷え込みで、暖房用品やカイロ、冬物衣料などは今のところ順調に売れている一方、市内が雪の予報にならないため、除雪用品は去年の2割から3割の
売り上げに留まっているといいます。

また去年は最高気温が1桁台に冷え込む日もあった12月中旬が、今年は比較的暖かいと予報されていて、暖房用品などの売れ行きに影響が出ないか心配しているということです。

一方、鳥取県大山町にあるスキー場「だいせんホワイトリゾート」。
11月13日、大山が初冠雪した日には、ゲレンデに40センチほどの積雪があったということですが…

小林健和
「一時は積雪40センチほどまでに積もっていたということですが、今はゲレンデが丸見えの状態です。そして積もっている雪もですねこのようにシャーベット状ですね」

平年より気温の高い日が続いたため、ゲレンデの積雪はほぼゼロ。
12月22日にオープン予定ですが、地面も見えている状態です。

また、スキー場といえば、人工降雪機やリフトの稼働。
雪不足の不安もありますが、電気代高騰によるコストの増加にも頭を悩ませています。

だいせんホワイトリゾート 尾関 雅大 さん
「電気代の高騰とかも少なからず影響が当然あります。1割2割程度電気代もアップしています。」
「そもそも雪がないと営業もできないので、すごく心配はしています。」

スキー場では、リフトの稼働を一部休止するなど対策を考えています。

不安が重なる中ですが、スキー場は、22日のオープンまでにゲレンデが万全の状態になるのを祈っています。

だいせんホワイトリゾート 尾関 雅大 さん
「一面真っ白に当然なってほしいし、営業ができる積雪というのがやっぱり望ましいかなと思うので、この茶色いゲレンデではなくて真っ白の中で皆さんをお迎えしたいです。」