全国で最多となる当選11回の町長が、40年以上の政治家生活に終止符を打ちます。

山梨県早川町の辻一幸町長は、体力の限界を理由に今季限りで引退することを正式に表明しました。

全国の市町村長で現役最多当選11回の早川町の辻一幸町長(83)です。

早川町 辻一幸町長:
いつもと変わらない。始まりがあれば終わりがある。

穏やかな表情で登庁した辻町長。午前10時に開会した町議会の冒頭のあいさつで進退を表明しました。

早川町 辻一幸町長:
体力の限界が続いているところです。来年の町長選挙には立候補をしないことを決意しました。

辻町長は1980年の早川町長選に初当選しました。

平成の大合併では単独での町政運営を選択し、山村留学制度の導入や国の森林環境税の創設などに関わり、新庁舎も建設しました。

しかし、2023年に入り、体調不良で病院へ通うようになり、体力の限界を理由に引退することになりました。

辻町長の引退について町民の反応です。

町民は:
「行政の手腕といい、人柄といい、言い分はない人だと私は思う。」
「次を引き継ぐ人がいらっしゃるのかなとすごく思う。」

次の町長について辻町長は・・・。

早川町 辻一幸町長:
(後継者は)白紙で町民が決めればいいことで、我と思う人が出てくるべき。

辻町長は後継者は決まっておらず、町を愛し先見性と実現力がある人に次の町長になって欲しいと話しました。

任期満了は2024年11月です。

大塚郁弥記者:
半世紀近く、町のトップだった辻町長の引退。人口およそ880人のこの町を引っ張る新しいリーダーの台頭に今後の注目が集まります。