乳白色の備前焼「白備前」を手掛ける木村玉舟さんです。来年の干支「辰」にちなんだ「龍」などを揃えた作品展が、岡山市北区の百貨店で始まりました。

京都の禅寺・妙心寺の天井画・雲龍図をモチーフに作られた来年の干支「龍」の白備前の置物が会場に並びます。

備前焼の粘土を彫り込み作品に仕上げていく陶彫家・木村玉舟さんの作品展です。



会場には、龍のほか、生命力あふれる虎や今回、初公開となった漆と金粉を焼きしめた色鮮やかな備前陶漆の鳥など約70点が展示されています。

(陶彫家 木村玉舟さん)「備前の陶彫というものがほとんど皆無になっているので、こういうものが、備前にあるということを皆さんに知っていただきたいです」

「白備前 木村玉舟陶彫展」は12月12日まで天満屋岡山店で開かれています。