岩手県は6日、中小企業の賃上げ支援や人里に出没するクマの被害防止へ独自の対策費用を盛り込んだ補正予算案を発表しました。

今年度5回目となる一般会計補正予算案は国の総合経済対策費を含めておよそ442億円を増額するものです。
このうち物価高騰に対応した中小企業の賃金引き上げを独自に支援しようと21億円が盛り込まれました。一定額の賃上げを行っている、または行う予定の企業1社につき従業員1人あたり5万円、最大100万円を補助するものです。

またツキノワグマの人身被害を防ぐため、人里への出没対策として600万円が計上されています。来年3月に行われる捕獲に対して新たに県単独で1頭あたり8000円の報奨金を猟友会へ支給します。

補正予算案は12日の県議会12月定例会最終本会議に追加提案されます。