中国・香港のショッピングサイトで、鳥取県の県章とほぼ同じマークが無断で使われている問題で、一部のマークが変更されていることが分かりました。

この問題は、香港の食品卸売会社「鳥取食品 有限公司」が運営するショッピングサイトで、飛ぶ鳥の姿を、ひらがなの「と」に造形した鳥取県の県章にそっくりなマークが無断で使われ、鳥取県と関係のない商品などが販売されているものです。
鳥取県によりますと、12月1日の夕方、一部のロゴが、これまでのデザインから鳥のイラストのようなデザインに変わったことを確認したということです。
この問題を巡っては、県は、11月8日、中国と香港に対し県章の商標登録を出願し、11月29日には、現地の法律事務所を通じて相手企業に対し、使用中止を求める警告文書を送るなどの対応を進めていました。
しかし、個別商品の紹介用写真には、まだ以前のマークがついたままとなっていて、12月13日までに、類似マークをこれからも使用しないことを約束する誓約文書の提出も求めていますが、6日現在、連絡はないということです。
県の担当者は「引き続き完全な使用中止を求めていく」としています。