師走の風物詩です。
甲府市の工房で、来年の干支=辰を模った土鈴づくりが大詰めを迎えています。

竜らしい勇ましい顔立ちと、丸みをおびた優しい形。

来年の干支=辰の土鈴です。

甲府市池田の「民芸工房がくなん」で、この土鈴作りが大詰めを迎えています。

民芸工房がくなん 斉藤忠雄さん:
デフォルメをある程度して丸みを持たせた形で、老若男女の方に好かれるような…

製作者の斉藤忠雄さんです。
父である二代目 斉藤岳南の技術を20年以上学び、実直な筆さばきでこだわりの辰を仕上げていきます。

1日に完成するのは30個から60個。
忠雄さんは、慎重に金色の線を塗る仕上げの作業を進めています。

民芸工房がくなん 斉藤忠雄さん:
大量生産品みたいに全部同じもの、というのは手作りでは無理なので。ただそれが味になりますから。

干支の土鈴には必ず松竹梅を描くことが「岳南の伝統」で、シンプルな色合いで躍動感がある作品が次々と生まれます。

忠雄さんは特別な思いをもって製作に臨みます。

民芸工房がくなん 斉藤忠雄さん:
父も高齢になって体力的に厳しくなってきて、最後の仕上げを父がやっていまして、今年自分がそこまでやらなきゃいけない。父みたいにうまくいく、それ以上にというのはできないが、皆さんに幸運があるようにという形ですかね。

土鈴作りは今週末まで行われ、山梨県内の雑貨専門店や土産物店で販売されます。