インド南部ではサイクロンの接近に伴い洪水などが発生、これまで少なくとも9人が死亡、8000人が避難する事態となっています。

インド南部の沿岸部では5日、強い勢力を持つサイクロンが接近。ロイター通信などによりますと、大雨と強風の影響で4歳の子どもが倒れてきた自宅の壁の下敷きになるなど、少なくとも9人が死亡しました。

また南部では各地で洪水や停電、倒木などの被害が発生し、8000人が避難を余儀なくされているということです。

アンドラプラデシュ州では140本以上の列車や40を超える航空便が運休になったほか、チェンナイ近郊ではアップル社のアイフォーンを受託生産する台湾のフォックスコン社が工場の生産を停止するなど影響が広がっています。

インド気象局はサイクロンはすでに沿岸部に到達し、これから上陸するとしています。