運転手の減少などから、大幅な減便や廃止などの方針が示された香川県の高松市内を運行する路線バスについて、高松市の大西市長は公共交通維持のためにやむをえないとして理解を求めました。

高松市は路線バスを運行する「ことでんバス」と公共交通の再編について協議を進める中で、16路線23系統を大幅に減便。県立中央病院行きなど、2路線の一部を廃止する方針を示しました。

利用者の減少に加え、労働時間が制限される2024年問題や、高齢化による運転手不足が理由としていて、大西市長は市民に理解を求めました。

(大西秀人 高松市長)「いかにより効率的な運行体制を確保していくか、そういうことで設定したのが今回の整備計画だということでご理解いただきたい」

高松市は路線バスの減便や廃止について、今年中に国に申請を行いたいとしています。