鳥取県議会のゴルフ同好会のお金を私的に流用したとされる松田正議員に対し、県議会の政治倫理審査会は4日、結論をまとめました。辞職勧告を含め厳しい結論になったとみられます。
米子市選出の松田県議は県議会ゴルフ同好会の幹事長をしていた2016年から今年にかけて、同好会の口座から50回以上、あわせて250万円あまりの使途不明の出金を繰り返し私的に流用したとされ、同好会会員だった一部の県議が警察に被害届を提出しています。
県議会の政治倫理審査会は先週松田県議本人から弁明を聞き、4日結論をまとめました。
鳥取県議会政治倫理審査会 野坂道明委員長
「審査会としての結論を出して議長に報告するということであります。」
結論は公開されていませんが、政治倫理審査会は今年、有権者に中元歳暮を贈っていた別の県議に対して「辞職勧告」の結論を出しており、松田県議に対しても同様の厳しい結論をまとめたとみられます。
辞職勧告の場合は本人からの意見聴取などの手続を経て、今の県議会に決議案が議員提案されることになります。