プロ野球ヤクルトは4日、都内で今年のドラフトで指名した新入団選手の発表会を行った。ドラフト1位の専修大・西舘昂汰投手(22)、ドラフト2位のトヨタ自動車・松本健吾投手(24)ら6人が出席。育成ドラフト1位の髙橋翔聖投手(17)は6月に台湾の高校を卒業予定のため、欠席となった。

高津臣吾監督(55)、衣笠剛代表取締役会長(74)からユニフォーム・帽子を手渡された選手たちは緊張しながらも笑顔を見せた。高津監督は「期待しかありません。本当に5年後、10年後のスワローズを彼らが引っ張ってくれるんだなって思うと我々からしてもそういう選手に育てていかなきゃいけないという責任もありますし、是非そういう風に育ってほしい」と選手たちに期待を寄せた。

チームは今季5位に終わり、投手陣もチームの勝ち頭・小川泰弘(33)が10勝(8敗)と貯金を2つしか作れなかった。即戦力投手として期待されるドラフト1位・西舘は「プロ野球選手としての実感が湧いてきた。僕は身長190cmあるので角度のあるストレートとフォーク、スライダーでは空振りを取れると思ってるのでそれを武器に頑張りたい。まずはチームに貢献出来るように1年間、ケガなく終えて新人王を取りたい。あとはファンのみなさんに応援してもらえるような選手になりたい」と意気込んだ。

「14」に決まった背番号については「かっこいいなって思いました。14番が球団を代表するような背番号っていう風になれるように僕が重みを出せていけたらいい」とコメント。

プロの世界で対戦したい選手は「地元が福岡なのでソフトバンクホークスの柳田悠岐選手(35)と対戦して三振を取りたい」。球界を代表する打者との対戦を熱望した。

■西舘昂汰(にしだて こうた)
2001年6月9日生まれ22歳。身長188cm・体重92キロ 福岡県出身。
筑陽学園高~専修大~2023年ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズからドラフト1位で指名。最速152キロのストレートとフォークが武器。