「娘の顔が分からなくなってきた」

(倉田麻比子さん)
「急性の症状の時は入院していたんですが、娘の顔とかも分からなくなってきてしまって、それはちょっとつらかった」

(大石アンカーマン)
「え、娘さんの顔を思い出せなかったんですか?」

(倉田麻比子さん)
「思い出せなかったです。かろうじて名前はギリギリ、怪しいけれど覚えていた」

記憶障害は今も続いていて、娘の顔や、家の周りの景色が分からなくなることがあるといいます。

「5回目」のワクチンで異常が起きた倉田さん。しかし、それが初めてではありませんでした。

(大石アンカーマン)
「それまでの4回は副反応どうだったんですか」

(倉田麻比子さん)
「今振り返ると、言われている副反応の期間よりも長めに熱が出たりしていて、一番ひどかったのは3回目の接種のとき、40度くらいの熱がずっと続いていて、2週間休んで仕事に戻った」

4回目にも発熱などが起きたという倉田さん。それでも5回目を受けた理由についてはこう話します。

(倉田麻比子さん)
「気は進んでなかったですけど、そのとき奈良県内がクラスターだらけでしたし、私が(病棟に)出入りすることでウイルスを媒介してはいけないと思っていたので、打つものだと思っていた」
「5回目もしんどいかもしれないが、がんばろうなって言われて打った」