『佐渡島の金山』の世界遺産登録実現に向け、新潟県の花角英世知事と佐渡市の渡辺竜五市長らがユネスコ本部のあるパリに赴き、世界遺産委員国の各国大使らに、『佐渡島の金山』の文化遺産価値や地元の熱意を直接英語で伝えました。

世界文化遺産登録については、国連の諮問機関イコモスの答申に基づき世界遺産委員会が審査を行います。花角知事らはパリで現地時間11月30日午後7時に開催された会合に参加し、イタリアやウクライナなどの委員会国の各国大使にアピールを行ったものです。

『佐渡島(さど)の金山』の世界遺産登録実現に向けて世界遺産委員国の各国大使に対して直接行った今回のパリでのPRについて、花角新潟県知事と渡辺佐渡市長は「文化遺産価値や地元佐渡で続けられた資産保全管理や登録推進への取組について説明し、出席者の理解が深まった」という内容のコメントを発表しています。

世界遺産登録を審査する「ユネスコ世界遺産委員会」は次回、インドを議長国として来夏に行われることになったということで、新潟県と佐渡市では「来年の世界遺産委員会で『文化遺産にふさわしい』との評価がなされるよう、国とも連携して全力で取り組んでいく」としています。