性感染症の一つである「梅毒」の感染者数について、山梨県は今年すでに27人で、過去最多となったことを明らかにしました。
県は感染リスクを下げるための避妊具の着用や早めの検査などを呼び掛けています。

【山梨県内の感染状況】

11月19日現在で既に27人で、去年1年間の23人を超えて記録が残る2006年以降、感染者は最も多くなっています。

男性は50代まで幅広い年齢層で感染が広がっているとしています。

また、女性は20代を中心とした若年層で感染が広がっているとしています。

【梅毒とは】
・「梅毒トレポネーマ」という細菌による性感染症です。
・主にセックスにより粘膜などから感染しますが、感染力が強くキスでも感染することがあります。
・治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
・梅毒は早期の適切な抗菌薬治療で完治が可能です。

県は予防方法として
・不特定多数や見知らぬ相手と性行為の機会を持たない。
・パートナー同士の感染有無の確認
などをあげています。

【感染の疑いがある場合】
・梅毒は血液検査で分かります。
・検査は感染のおそれがあった日から6週間以降が目安。

なお、保健所では匿名・無料で梅毒の血液検査を受けることができます。
(県の資料より抜粋)