大分と宮崎の8組の若手アーティストがタッグを組んで演劇や音楽といった公演を作り上げる企画「インスパイアシアター」が話題となっています。12月の大分公演に向けて、出演者に意気込みを聞きました。

インスパイアシアターとは、ピアニストやダンサーといった大分の4組の若手アーティストと宮崎の4組がそれぞれタッグを組んで4種類の作品を作り上げるというもの。11月の宮崎公演に続いて、12月には大分公演が予定されています。

企画したのは大分市の野津原地区を拠点に活動しているアートディレクターの泊麻未さんです。アーティストの交流から生まれる化学反応に期待しています。

(泊麻未さん)「全チーム私の想像の範疇は超えています。アーティストもお互いに助け合いながらやっていくのも良いかなと。交流して作品を作ってみるのも面白いかなと思ってやってみました」

泊麻未さん

また今回の公演に参加する大分市のダンサー「ZaCo」さんは、見たものや感じたものを体で表す身体表現を披露します。

(ZaCoさん)「基本的にはまず自分の体が気持ちいい。犬の鳴き声が遠くで聞こえたなと思ったらそれに影響を受けてみたり周りの環境も込みでもらって表現する」

ZaCoさんがタッグを組む宮崎のアーティストは大隣美香さん。神楽をテーマにした立体作品を手がける予定です。音楽ではなく作品に合わせて踊るのはZaCoさんにとっても初めての経験。地元公演に向けて気持ちを高めます。

ZaCoさん

(ZaCoさん)「めちゃくちゃ面白い試みだなと思ってどうなるのかわからないからこそのワクワク新鮮さがあってそこに僕を選んでくれたことへの感謝と責任を感じています」

若手アーティストの新たな挑戦となるインスパイアシアターは12月16日に県立美術館で開催されます。

(泊麻未さん)「いろんな人の文化芸術の入り口になりたいというのがあるので普段そういうところに行かない人でもちょっと見てみて面白そうと思ったらまたぐんと深く入ってもらいたい」