大分県内有数の麦の産地・宇佐市で29日、地元の小学生が自分たちで育てた小麦を使ってパンやピザ作りに挑戦しました。

宇佐市は子どもたちに地元の特産品の麦について学んでもらおうと、種まきから麦踏み、収穫から調理までを体験する「麦の学校」を三和酒類と共同で実施しています。宇佐市の四日市コミュニティセンターで学校活動の1つ調理体験が行われ、糸口小学校5年生の児童8人が参加しました。児童は自分たちで去年12月に種をまき、刈りとった小麦を使ってパンとピザ作りに挑戦。小麦の手触りを楽しみながら生地をこねていき、オーブンでおよそ15分間焼いたあと、できたてをほおばりました。

(参加した児童)「パンの形を作ったり、こねたりするのが楽しかったです」

宇佐市で去年生産された麦の量は2万トン余りで、県内のおよそ半分を占めるということです。市では今後も麦の食文化を継承する活動を続けていきたいとしています。